日本列島で最も古い人類遺物は約3万年前に出現したとみられ、粗雑な石製加工具類が主体を占める。現在確認できる限りでは、これらが列島における人類の最初の足跡である。化石人骨の出土が豊富な西アジアからヨーロッパにかけての地域では4万年前から3万年前(最後は2万5千年前くらい)あたりはちょうど古代型人類と現代型人類との交替期にあたるが、人骨の出土例がない列島では、最初にわたってきた人類がわれわれの直接の祖先(ホモ・サピエンス)なのかそれとも異なる系統の人類なのかは分かっていない。旧石器時代の終焉は土器の使用される縄文時代の開始期であり、約1万2千年前くらいである。教科書的には土器の使用と定住生活は結び付けられるが、それは定義的なものに過ぎず、実際には土器の出現以降も移動生活が長く続いた。
なお、世界史的通説としては旧石器時代の人類は打製石器のみを用いたことになっているが、列島の旧石器時代では約3万年前には磨製の斧を製作しており、打製石器の使用=旧石器時代、磨製石器の使用=新石器時代という分かりやすい定義はあまり意味をなさない
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